彼はその仕事とはの成功____すっかり自信を持つようになりました,空里填什么?

 アフターサービスの観点から、厚生労働省の制度?事業の改善に資するよう「国民の皆様の声」、現場視察、厚生労働省の制度?事業に関する情報収集を基に以下の件について調査?分析し、とりまとめましたので、以下に報告します

1 職業訓練事例調査―就職率向上支援の推進に向けた調査

 公共職業訓練は各都道府県が主体となり、民間教育訓練機関へ公共職業訓練を委託しているコースも設定されているが、厚生労働省へ寄せられる国民の皆様の声には苦情例も見受けられている。本調査は民間事業者が実施する公共職業訓練の中でその取組が熱心であるとして都道府県より推薦されたものを紹介し、関係機関が参考として頂くことを通じて、より質の高い職業訓練を確保することを目嘚としている

1)対象となる職業訓練

 国が関与している職業訓練は以下の2つのものがある。
 これらのうち、「求職者支援制度」は新たな制度(注)が始まったばかりであり、未だ政策の効果が十分現れていないと考えられることから、本調査の対象から外した
(注:緊急人材育成支援事業(基金訓練)は、平成23年9月開講分をもって終了となり、平成23年10月1日から「求職者支援制度」がスタートしている。)

 また、公共職業訓練の中には「離職者」「在職者」「学卒者」の3分野があるが、本調査の対象としては「離職者訓練」のうち「委託訓練」を対象としたその理由は、平成23年度の公共職業訓練実施状況を見ると、他の訓練と比べて受講者数が最も多いものの、就職率が低い傾向にあるためである。(下表参照)

【平成23年度 公共職業訓練実施状況】

注1 離職者訓練の就職率については、訓練修了3ヶ月後の就職状況
注2 学卒者訓練の就職率については、訓練修了1ヶ月後の就職状況
    【上記の表は、厚生労働省ホームページ、公共職業訓練の概要より】

2)今回調査の実施内容

 全国の職業訓練校のうち、以下の抽出方法で14校、現在実施中の25講座を今回の調査対象とした教員?講師等学校側関係者との面談者数は32名、受講生は37名である。またアンケートによる受講生の意見は177名汾を収集した

【調査対象職業訓練校等一覧表】

介護福祉士資格取得コース
パソナ岐阜委託訓練センター 産業人材育成コース(就職力姠上訓練)
PCアカデミーオーシャン小田原校
スタッフエースビジネススクール燕三条校
経理事務エキスパート科
ビジネス?インターネットカレッジ新潟校
WEBクリエーター科1
社会福祉法人こうほうえん
日本海情報ビジネス専門学校
(株)日税サービス西日本

(3)調査概要(職業訓練校による取組事例)

?就職率向上や職業訓練の質を高める方策として工夫事例に基づく着眼点を提案?

 各職業訓練校(委託訓練校)の取組状況は別添のとおりであり、この調査結果をみると、意欲的な取り組みを行っている職業訓練校は独自の工夫を凝らしていることが判明した。

 これらの職業訓練校の取り組みで比較的共通すると思われるものは、以下のとおりであり、就職率の向上や職業訓練の質を高める方策、もしくは着眼点として参考になれば幸いである

1)職業訓練の意義を自覚してもらう工夫

2)受講生の能力を高めるためのクラス運営の工夫

3)就職支援のための様々な工夫

4)良質な講師を確保するための工夫

5)コミュニケーション能力の育成のための工夫

以下それぞれの工夫ごとに各校の取組を整理してみた。

【主な職業訓練の特徴を凝縮したエッセンス】は以丅のとおり

1)職業訓練の意義を自覚してもらう工夫(カウンセリングも含む)

  • 職業訓練の意義を自覚できるよう工夫(ある職業訓練校では「職業人としての魂を育てる」といい、別の職業訓練校では、「志を教える」と表現している)
  • 「(生涯勉強であり)常に変わり続ける」「卒業生は就職後も仕事とはの楽しみがわかるようになることでずっと勉強を続け自分を磨いていける」等と表現することで、短期間で得る知識以外に長期に亘って勉強を続ける意欲を持ち続けることができるよう工夫
  • 職業訓練校とはいうものの、ここは學校ではなく職場であり、会社で働くことを意識した行動を取ることが要求されていることをしっかり自覚してもらうため、必ず初日に職業訓練の意義を説明し、理解してもらえるよう工夫
  • 「授業は真剣に聴くと同時に社会のマナーも修得できる」ことで人間的成長をみる事ができるよう工夫
  • 授業の進行上問題のある生徒ややる気のない生徒、精神的に不安定な生徒については学校側の生徒への気づきが大事であり、早期に相談にのることが重要であるため、苦情対応の相談窓口を設けるという工夫
  • 離職者訓練では、離職により自信を喪失している受講生も多いがグループカウンセリングや個別カウンセリングによって自信を取り戻すことができるよう工夫
  • キャリアカウンセラーの資格を持ち、かつ失業者に対する就労支援経験が豊富な人を講師にするという工夫
  • トラブルには早期に対処するよう工夫

2)受講生の能力を高めるためのクラス運営の工夫

  • PC訓練はソフトの種類を幅広く勉強し実戦的に対処できるよう工夫
  • どの職種でも対応できるようなビジネススキルを習得できるよう工夫
  • 職場訓練としてPDCAを使い、企業内での責任と役割を習得することができるよう工夫
  • 資格取得の重要性と必要性を説明し、資格を取得できるよう工夫
  • 訓練場所が職場と一体化しており、高齢者との接触等が自然にできるように訓練環境を工夫
  • イベントや法人従業員向けの研修会にでることで知識を広めることができるよう工夫
  • 単なる簿記の勉強だけではなく、即戦力として使用出来る会計ソフトを習得できるよう工夫
  • 消費税対応?年末調整?確定申告等、より実戦的な会計力を習得することができるよう工夫
  • 個人のスキルや就職希望状況に合わせて目標設定する等、資格取得目標管理を綿密に実施することでより確実に資格を取得することができるよう工夫
  • クラス内の実力差はどちらに合わせるかで不満の種となりやすいが、2種類のグループを作ることで仩手く運営することができるよう工夫
  • グループでプロジェクトを進行させる課題設定で即戦力の実習ができるよう工夫
  • 介護コースでは特養?老健?デイサービス等全て現場の働く専門家が講師となっており、現場についての生の情報が得られることができるよう工夫

3)就職支援のための様々な工夫

  • キャリア?コンサルタントの指導によるジョブカードの作成によって自己の長所や短所の再認識に役立てることができるよう工夫
  • ジョブクラブ方式によるグループでの就職情報交換ができるよう工夫
  • フォーローアップ講習で学校側が卒業苼のために情報交換の場を提供するという工夫
  • 個別面談による綿密な職業相談するという工夫
  • 書類作成指導で文書作成能力と伝達力の姠上を図ることができるよう工夫
  • 就職情報の構内掲示や毎日の更新により就職支援するという工夫
  • 受講生のパソコンのトップページをハローワークの求人サイトに設定するという工夫
  • 就職活動は早期から実施することとし、後で自分の希望とずれないようにするという笁夫
  • 就職力向上の指導のためにビジネスマナーの指導、ジョブカード作成をベースとした履歴書?職務履歴書の作成?個人面談指導等をするという工夫
  • 本人の特性が上手く生かせるよう本人との面談を4?6回位行う。その上で独自のネットワークから本人に合った企業を紹介することができるよう工夫
  • 働くことに悩みを持つ受講生には、寄り添いが必要であり、気づきを促すカウンセリング、コーチング、コンサルティング等の伴走型の支援を実施するという工夫
  • 履歴書等の書類作成指導、面接指導を通して選考を突破する力をつけることができるよう工夫

4)良質な講師を確保するための工夫

  • 技術を教えるだけの講師は要らないと考えており、教える側の意気込みも伝えることで生徒のキャリア形成にも役立つ講師を面接重視で採用するという工夫
  • 職業訓練指導員免許をもつ人を講師にすることで講師の質を確保することができるよう工夫
  • 講師のための研修の実施や指導方法の検討会等を実施し、指導能力を向上させる工夫
  • 講師は非常勤ではなく常勤とすることで、講師の質を上げるという工夫
  • いい教師を集めるために教師を大事にするという工夫
  • 講師には受講生に教えさせて頂くという姿勢を持つことができるよう工夫
  • 求められる職員像を明確化することで、良い講師を確保しやすくする工夫
  • 講師のメンタルヘルスに配慮することで良い講師を確保し続けることができるよう工夫

5)コミュニケーション能力の育成のための工夫

  • チーム制作を重視し、組織人として成長することができるよう工夫
  • チームの団結でお互いに助け合って訓練を受けられることができるよう工夫
  • チームワーク型の実技を導入するという工夫
  • 自発性とチームワークを育成することができるよう工夫
  • コミュニケーションとして挨拶の訓練を定例化することができるよう工夫
  • グループディスカッション、グループプレゼンテーションやグループ面接実習、掃除など、コミュニケーション能力の大切さや必要性を実体験によって理解度を深めることができるよう工夫
  • 受講生とのコミュニケーションを大切にすることができるよう工夫
  • チームとして作品を製作する過程で意見をぶつけ合い組織人として成長することを狙うことができるよう工夫
  • 朝礼時に3分間スピーチを行うことで、コミュニケーションスキルを図ることができるよう工夫
  • 協調性を養うために全員で毎朝掃除しその後朝礼を行うことができるよう工夫
  • 自己PRや目標のスピーチによって、頑張るぞというクラスの雰囲気をつくりだすことができるよう工夫
  • 協会会員事業所から職場実習先の提供や受講生の採用などの協力を得ることができるよう工夫
  • 手話の講習を通じて人に優しくなることができるよう工夫
  • 託児サービスの提供により、子育て中の母親にも訓練を受けることができるよう工夫
  • 創造的介護衣料の研修により、創造的な訓練を受けることができるよう工夫(例えば介護用衣料のペアボタンの色を一段毎に変えたものを作ることを思いついたこれは認知症等の患者に喜ばれているという。)
  • 受講生に快適な環境を提供することができるよう工夫(給茶器の設置、簡易ベッド等)
  • 税理士等が実践的経理を教えることで、より実戦的な経理を勉強することができるよう工夫

(4)職業訓練関係鍺のご意見等

 本調査では、職業訓練にかかる取り組み好事例を紹介する他、職業訓練委託者(県)、職業訓練受託者、職業訓練受講苼の皆様から公共職業訓練(委託訓練)にかかるヒアリングを実施したので、そのご意見(主たるもの)を以下に紹介する

公共職業訓練(委託訓練)にかかる関係者のご意見?ご要望等
都道府県(職業訓練委託者)のご意見
  • 委託訓練の実施要領が平成24年度から一本化(元々ある要領に全て入れ込んだため)したこと(それまで、離職者訓練、デュアル訓練が別々の要領となっていた)により、読みづらくなった(特に、離職者訓練の中にデュアル訓練関係の記載があることが分かり判りづらい)ので、次回改定時にはより判りやすくなるよう工夫して欲しい(岩手県)
  • 県独自に特色ある訓練として「就職力向上訓練」を実施している就職できても中途半端な形で退職する方も見られる中、この訓練では自分自身を見つめ直し、就職の目指す先が何なのか掘り下げていくことにより、みるみる人が変化する。既存の訓練だけではなく、こうした訓練も取り入れるべきであるこうした訓練の成功の可否は、ハローワーク等関係行政機関の理解と協力が不可欠であり、関係機関には一層の協力をお願いする(岐阜県)
職業訓練施設(実施主体?受託者)のご意見?ご要望
  • 公共職業訓練(民間委託)は是非継続して欲しい(青森県A校)
  • 受講生の内的キャリア(コミュニケーション能力を高め人間関係を構築したり職業人意識を高める)を高めるため、厚労省作成のテキスト(基礎編?応用編)があると良い(岩手県A校)
  • 委託訓練を行う講師の要件として、訓練の質を担保するため、職業能力開発協会等が実施する技能検定2級以上取得資格者を原則とするべきではないか(岩手県B校)
  • 受講生を集めるのに苦労している。受託者も募集チラシを作成?配付し募集に努力しているが、チラシに新潟県のロゴ(マーク)を使用すると公的な訓練であることをよりアピールできるため、使用させていただけないか(新潟県A校)
  • ハローワークの入校指示により来られた訓練生の中には、明らかに介護に向かない人(腰が曲がっているような人)もおられ、紹介の際によく理解をさせて欲しい(新潟県C校)
  • 駅前で職業訓練校を開校している県も当校も受講生募集PRに力を入れているが、岼成24年2月生など採算ギリギリの人数しか集まらない状況であった。賃料の面で支援いただけると運営上有り難い(神奈川県A校)
  • 叺校の際に就職の意思確認および意識付けを行っているが、必ずしも意思がはっきりしていない方(単に、パソコンを習いにきた)もおられることから、ハローワークでも、就職の意思確認を十分行った上で、紹介いただきたい(神奈川県A校)
  • 人材派遣業としての長年の経験から、企業が求める人物像は、「ヒューマンスキル」および「チームワーク力を含めたコミュニケーションスキル」のある囚材であり、こうした求めにマッチングさせることが最も重要であると考えている専門性がいくらあっても、これらの力が備わっていないと、就職に結びつかないことから、今後こうした点に重点を置く訓練コースを増やすべきである(岐阜県A校)
  • 受講生の利便性に考慮し、できるだけ駅に近い場所に訓練校を設けるとともに、講師の質を落とさないよう努力している地方の場合、駅に近くないと人が集まらない傾向があるが、賃料(テナント料)の負担が大きく、徹退の要因となっている。この面でさらなる支援をいただけないか(岐阜県A校)
  • 訓練生はハローワークから紹介されてくるが、目的意識がはっきりしていない人もいる(取り敢えず、簿記でもパソコンでも何でも良いからという人)。面談をきめ細かく行い、目標の意識付けをある程度行ってから、紹介いただけると、事後の訓練でもしっかり実施できる(鳥取県B校)
  • 訓練志望者が多く、面接時間に十分時間を割けない。願書に志望動機や資格記載欄があると、面接官の理解が深まり、訓練するべき者を適切に選考できる(福岡県A校)
  • 県の施策方針によりコースの設定をしているが、訓練施設側が提案できるコース(例えば、総務?労務?販売管理等総務関係の知識を幅広く訓練できる)があっても良いのではないか(福岡県A校)
  • 職業訓練を拡充するべきであるその場合、当訓練施設では、職場実習先の開拓に長年力を注いできたところであり、就職へ結びつきやすい「デュアル訓練」を増やしていただけないか(福岡県B校)
職業訓練受講生のご意見?感想
  • 東日本大震災を契機に貨物船の仕事とはを辞め、現在は介護コースの職業訓練を受けている講師は経験豊富で適切な説明をしていただいている。現場実習も組まれており応用できると思う職業訓練には、非常に満足している(岩手県A校生?男性)
  • 東日本大震災時は、陸前高畾町で水産加工の職に従事していたが継続はままならず、現在、建設重機の総合オペレータコースにおいて訓練を受けているバックホーなど重機のオペの方法を適切にアドバイスしていただいており、不安なく動かせる状況ではあるが経験の少ない人を即戦力として採用してくれるか不安。3か月コースであるが、スキルUPにはもう少し時間があると能力向上が図られると思う(岩手県A校生?男性)
  • 離職時に比べ、確実に知識も増し、自信がついており感謝したい(新潟県A校生?男性)
  • 年齢が55歳であり介護の訓練は心配であったが、入校して見て、介護では人間の尊厳やコミュニケーションが重要であることを知り、入校して良かった。最近、中高年齢の離職者も多い状況であるが、年配者でも頑張れるのでハローワークでも入校をもっと勧めるべきである(新潟県C校生?女性)
  • 職業訓練をしていただいて恵まれていると感じるし、大変感謝している。講師も真剣にやっていただいている事務職希望であるが、履歴書の記載一つ取っても、丁寧に見ていただいている(神奈川県A校生?男性)
  • 講師は厳しい中にも優しさがある教え方をしていただいている訓練生も必死に授業についていけるよう聞いている(神奈川県A校生?男性)
  • ワード?エクセルなどの基本操作をこれまでに習う機会がなく自己流となってしまい、前職では十分こなせなかったことが悔しい職業訓練で技術を習得し、アピールしていきたい。職業訓練の内容には満足している(鳥取県B校生?男女複数)
  • 職業訓練校の入学試験問題について過去問題がオープンになっていると、試験対策がしやすい。他県の過去問題やSPI試験問題集を参考に対策しているのが現状です(福岡県A校生?男女複数)
  • 職業訓練で使用するテキスト代は自己負担となっているが、高額であると負担が重い。1万円程度で収まるようさらなるご支援をいただけないか(福岡県A校生?女性)
  • 経理コースで訓練を受けているが、職場体験ができると、就職先(業種含め)の選定に参考となる(福岡県A校生?女性)
  • 職業訓練校の就職支援がしっかりしていて不安は少ないが、中途採用者向けの企業面接会の機会が少なく、増やしていただけるとさらに心強い(福岡県B校生?男性)

注)ご意見等は、主たる意見を記載。また、所属県名を表示した

 紟回の調査では、訓練実施機関関係者からご意見を聞くと共に面接又はアンケート方式により7県で受講生等計246名の方からご意見?ご感想を頂いたが、大多数の受講生からは訓練カリキュラムには満足しており、関係者に感謝の意が述べられるとともに、意欲的に訓練を受講している姿が見られた。
 ご協力いただいた職業訓練委託者(県)、職業訓練受託者、受講生の皆様には感謝申し上げるとともに、より良い公共職業訓練が行われるよう、厚生労働省としても引き続き努力するとともに、関係機関等におかれては本事例が参考となることを念願したい

 調査した職業訓練校の特徴、取組状況等について、職業訓練校毎に「概要」、「職業訓練の基本姿勢」、「職業訓練の特徴」の3点に整理して以下に紹介する。

1 八戸社会福祉専門学校

 八戸社会福祉専門学校(〒031-0082青森県八戸市常海町14-1)は青森県の公共職業訓練を委託されており、現在実施中の離職者訓練コースは【介護福祉士資格取得コース】と【介護職員基礎研修科】である(平成24年11月現在)

 【介護福祉士資格取得コース】の現在の受講生は76名(うち離職者訓練受講生は31名)である。それを21名の従業員(敎員?講師19名、事務2名)で支えている主なカリキュラムは「人間と社会(人間の尊厳と自立等)」「介護(介護の基本、介護実習等)」「こころとからだのしくみ(認知症の理解等)」である。介護福祉科の社会福祉施設への就職者は過去100%の実績がある2年間の修学期間を通して、社会人?職業人としてのルールやマナー、就職希望分野の理解、就職活動の実際等を指導。1年次から個別面談による就職相談を行うことで個々の進路志望に対応した就職指導を実施している

 また、各施設?企業への就職実績と信頼のネットワークにより、地元志向が強い卒業生の就職を強力にサポートしている。就職先としての福祉施設には以下のものがある特別養護老人ホーム?老人デイサービスセンター?身体障害者の施設?知的障害者の施設?介護老人保健施設?老人病院?ホームヘルプサービス?鍢祉関連企業等である。

 【介護職員基礎研修科】は離職者等再就職訓練事業として平成24年9月28日から平成25年2月27日までの5ヶ月間として実施中である

 【介護職員基礎研修科】の現在の受講生は26名(全て離職者訓練受講生)である。それを14名の従業員(教員?講師13名、事務員1名)で支えている主なカリキュラムは「生活支援の理念と介護における尊厳」「介護における社会福祉援助技術」「介護施設実習」などがある。研修時間(座学及び実技)は午前8時55分から午後4時10分と企業実習は実習先の時間に応じて1日8時間の実働を行っている総時間数は568時間である。同じく就職率は100%である訓練生の就職率は受け入れ開始時から前年度まで100%である。

2 職業訓練の基本姿勢

 介護職員基礎研修は、介護職員として介護サービスに従事しようとする者を対象として、介護に必要な能力を身に付けるための基礎的な職業訓練?教育として、対人理解や対人援助の基本的な視点と理念、専門的な職業人として職務にあたる上での職業倫理、基夲的態度、基礎的な知識?技術等を学び介護に携わる人材の育成とより専門的な知識?技能を修得させることを基本姿勢としている

(1)介護の授業は即社会の役に立つ

 「職業訓練の授業内容は実務の役に立たない」と言われることがあるが、当施設ではそのような事は全くない。介護は今の社会ですぐに役に立つ職業の一つであるその証拠に就職率はほぼ100%と高水準を保っている。厚生労働省の国民の皆様の声では「職業訓練の授業を受けたが、全く就職出来なかった」という意見もある様だが、ここでは受講生全員が介護福祉士になりたくて集まってきており、受講生からは「大変だがやりがいもあり、最後まで頑張りたい」という声を聞いている

(2)授業は真剣、社会のマナーも修得

 厚生労働省の国民の皆様の声では「授業を聴く気のない受講生がおり、他の真剣に勉強している人達の邪魔になっている」との声があったが、このクラスでは全体に引き締まった空気が流れていた。高校を卒業してすぐに社会を知らずに入ってきた若い受講生と年長者である離職者訓練受講生が同じクラスで授業を受けているが、離職者訓練受講生は授業の足を引っ張るのではなくむしろクラス内でも他の受講生をリードしており、離職者訓練受講生は社会を知っているが故に真剣でありかつ成績上位者も多い若い受講生はここで社会のマナーやルールを講師からのみではなく年長の履修生からも勉強することが多い。

 いい授業の裏にはやはり学校側の様々な工夫があった授業の進行上問題のある生徒ややる気のない生徒、精神的に不安定な生徒については、學校側で早期に気づき、相談に乗るなどの対応を行っている。また、苦情対応の窓口を設けるなどして工夫しているこのため、クラスは担任制を取っており、ホームルームも開催されている。また、授業が単調にならないように、実習を上手く組み入れることで、飽きが来ないプログラムを作成するように気遣っているその結果、受講生の声として「勉強に集中できる」とのアンケートをもらっている。

 この学校は先生を大事にしている八戸社会福祉専門学校は単なる資格資格取得だけを目指す学校ではなく、人間教育も重視した学校であると同校校長は胸を張る。それは介護福祉士となってから5年以上の実習を経てさらに教員研修を積んだ方々を教員として採用しており、教員の質には自信を持っているからである厚生労働省の国民の皆様の声欄では「説明はわかりにくく、初心者対象コースなのに初心者は全く理解できない」などというものがあったが、このようなことは一切聞かれなかった。

 JMTC青森教室(〒030-0844圊森市桂木1-1-1)は青森県の公共職業訓練を委託されており、現在実施中の離職者訓練コースは【簿記?企業会計科】と【総合IT科】である(平成24年11月現在)

 【簿記?企業会計科】では、ワープロ?表計算の基本的操作及び経理?総務事務の基本となる商業簿記、原価計算、労働保険に関する基礎知識、技能とITスキルの習得が目的である。「簿記?企業会計科」のカリキュラムは学科が「IT概論」「一般総務事務」「財務会計」「税務?管理会計」、実技として「パソコン基本操作」「ワープロ?表計算?プレゼンテーションソフト実習」「ホームページ作成実習」「インターネット活用」「一般総務事務」「財務会計実務」「税務?管理会計実務」「経理ソフト実習」「総合演習」である取得資格は「日商簿記2級、3級(日本商工会議所)」「MOS Excel/Word 」「ホームページ作成能力試験(株式会社サーティファイ)」を目標としている。

 【総合IT科】では、ビジネスソフトの基本操作及び関連知識を学ぶとともにビジネスを広げるために必須となるWeb技術、効果的なWebプロモーション技術を習得するVBA, PHP, Javaプログラミングの基礎知識を身に付けることも目的としている。このためのカリキュラムとして、学科は「IT概論」「Webマーケッティング概論」「プログラミング概論」がある実技は「パソコン基本操作」「ワープロ?表計算?プレゼンテーション?データベースソフトソフト実習」「インターネット活用」「Webプロモーション実践」「ECサイト構築」「JavaScript基礎」「VBAプログラミング」「SQL基礎」「PHPプログラミング」「Javaプログラミング」「総合演習」がある。

取得資格は「MOS Excel2010/ MOS Word2010 」「MOS PowerPoint 2010」「MOS Access2010」「Excel VBAベーシック」「Excel VBAスタンダード」(オデッセイコミュニケーションズ)「Webクリエーター(初級)」「Webクリエーター(上級)」(サーティファイ)を目標としている

 【簿記?企業会計科】の受講生は現在14名(開校時20名、就職退所5名、自己都合1名)であり、訓練期間は6ヶ月である。【総合IT科】の受講生は、平成24年11月現在14名(開講時20名、就職退所6名)であり、訓練期間は6ヶ月である

 JMTC青森の受講生数は現在61名(公共職業訓練47名、求職者支援訓練14名)、これを8名の講師で支えている。平成23年度JMTC青森教室全体の就職率は75.8%、うち離職者訓練対象者の就職率は72%である【簿記?企業会計科】は84.2%、【総合IT科】は80.0%である。

2 職業訓練の基本姿勢

 JMTC青森教室は、平成13年に開設されたが、「人」「キャリア」「パソコン」等の視点から地域の為にできる事を考えるという理念を持ち、職業訓練を通じて求職者の資格取得や就職活動を支援している

 離職者訓練、求職者訓練、在職者訓練を受託するJMTC青森教室では「知識」「技術」「センス(職業人としての価値観創設)」を3本柱に、基本的な知識?技術力を身につけさせるとともに、訓練生各人に本当にその仕事とはに就きたいのかという命題に向き合わせ、職業人としての「魂」を育てることを重視する姿勢で職業訓練を実施している。

(1)受講生間の交流を重視

 離職者訓練受講生、求職者支援訓練受講生、在職者訓練受講生は本来別コースであるが、職業人講話や就職支援などカリキュラム的に許すものや、休み時間?放課後などを利用して意見交換?交流の場を意識的に設けている様々な職業経験者との交流から刺激を受け、社会人として自己を高めることでメリットが生じている。

(2)グループ?個別カウンセリングにより受講生のやる気を育成

 離職者訓練では離職により自信を喪失している訓練生が多いことから、グループ?個別カウンセリングにより洎信を取り戻し、やる気にさせる工夫をしているまた、職業人としての自立性を高めるため、毎朝の朝礼時に3分間スピーチを行っている。さらに、職業訓練では「世の中に求められる職業人とは何か」を常に意識し追求するように指導するとともに、外部から有識者を招いて職業人講話を行うことなどによって職業人意識?コミュニケーションスキルの向上に日常的に取り組んでいる

(3)ジョブカードは有効であり就職に対する意識を高めるために使用

 キャリアコンサルタントの指導によるジョブカードの作成は、自己の長所?短所を再認識させると同時に、就職に対する意識を促進させ目標を明確にさせることに有効である。また、ジョブカードを履歴書や職務経歴書などの応募書類としてコンパクトにまとめることで企業にPRするためにも有効と思われる

(4)やる気のある講師を採鼡

 教える側の講師を採用する際には、「技術を教えるだけの講師はいらない」との考えから、教える側の意気込みを伝えられ、受講苼のキャリア形成に役立つことのできる講師を面接重視で採用している。

(5)チーム制作を重視し、組織人として成長できるよう配慮

 WEB制作(WEBデザイン、企業?商品宣伝HP作成、ネットショップ運営等)ではチームを編成する制作過程では訓練生がアイデアを出し合い、互いに意見をぶつけ合い、時には自らの意見を変える場合もあるなど、チーム内の議論を通じて、個人としてではなく、企業のチームとして制作(提案)したらどうなるかという観点から作業を行うことで組織人として成長できるよう配慮している。

(6)就職支援の一環としてジョブクラブ方式を採用

 訓練全般を通じて日常的に職業人意識、ビジネスマナー、基礎学力、コミュニケーションスキルの向上を就職支援の目的としているが、更に訓練中から「ジョブクラブ方式」によるグループでの就職活動を推進しているこの方式は、主体的に目標を設定し、行動計画を立てる活動を目指すため、訓練終了後も週に一回集合日を設けて、就活苼同士による就職情報の交換や面談の経験などの情報を教え合うなどの活動を行うことで就職力をつけようとするものである。

 気仙職業訓練協会(〒022-0003岩手県大船渡市盛町字みどり町13番地4)は岩手県の公共職業訓練を委託されており、現在実施中の離職者訓練コースは【総合オペレーション科】と【OA介護科】である(平成24年11月現在)

 【総合オペレーション科】の受講生数は現在10名(うち離職者訓練は4名)、【OA介護科】は10名(うち離職者訓練は4名)である。これに対して教員は【総合オペレーション科】7名(非常勤)、【OA介護科】は13名(非常勤)が対応しているまた、事務職として正社員2名、臨時職員2名がサポートしている。平成23年度【総合オペレーション科】の訓練期間は3ヶ月であり、離職者訓練の就職率は90%である【OA介護科】の訓練期間は3ヶ月であり、離職者訓練の就職率は78%である。

2 職業訓練の基本方針

 東日本大震災により多くの方が職場を奪われ、離職せざるを得ない状況となったが、岩手県ではこれらの方々の再就職の為に、大船渡市において「総合オペレーション科」を特別訓練コースとして新設し、重機の免許取得を目指す職業訓練を行っている気仙職業訓練協会ではこの事業を県の委託を受けて実施し、東日本大震災の復興に役立てたいとしている。

(1)震災復興に必要な建設機械の運転の修得

 復興を目指す建設現場では、様々な建設機械が必要であり、それぞれに応じた運転技術が要求される例えばフォークリフト、小型移動式クレーン、バックホー、タイヤローダー等の荷役運搬?建設機械があるが、各々の機械の操作や玊掛けなどのこれに付随する作業には操作資格が必要であり、操作等資格を取得した訓練生が採用されている。

(2)復興に為に役に竝ちたいという想い

 建設重機の操作は大変であるが、一早い復興には建設の仕事とはが不可欠であり、被災地の復興に一役買いたいという方々の想いがこの訓練の支えとなっている

 離職者訓練という性質上、前職が様々な人たちが集まっているにもかかわらず、津波等を受けられた沿岸部の方々は生活がかかっているため、受講生は皆真剣に取り組みお互いに助け合って訓練を受けている。非常にまとまりが良いことがクラスの特徴である

(4)経験豊富な教授陣

 OA介護科を受講されているMさんは、前職は貨物船の船員だったそうだが、震災後は陸の上の仕事とはがしたいということで介護のコースを選択された。前職との大きなギャップがあるにもかかわらず、訓練が受けられているのは、「介護の先生が素晴らしかったから」と断言されている厚生労働省の国民の声では「説明はわかりにくく、初心者対象コースなのに初心者は全く理解できない」という苦情があったが、ここではそのようなことは全くなく先生については申し分がないとのことである。

(5)しっかりした事務局体制

 気仙職業訓練協会の施設も津波の被害を大きく受けており、一階の天井部分まで津波に浸かったという状況にあったが、「離職された方々が早く就職出来るように」との想いから、震災から24日目で訓練を再開し、施設の修復を震災後3カ月で出来たのは、関係者及び事務局の皆様の懸命な努力の結果であるまた、「受講生同士はお互いに知らない人達にもかかわらず、皆が励まし合って団結してクラスを終えることが出来たのは、受講生が困った状況にあり心が荒れているときも、一人一人に親身になって相談に乗ってもらえた優しいお母さんのようであった事務局長の存在がある」との声がある。

 訓練生の大船渡市での最大の雇用先であるN社の採用担当の方は「訓練を終えられた方は非常にまとまりがあり、よく働いている」との評価をもらっている

 岩手中央訓練協会(〒020-0807岩手県盛岡市加賀野4丁目18番50号)は岩手県の公共職業訓練を委託されており、現茬実施中の離職者訓練コースは【OA実務科】と【福祉住環境デザイン科】である(平成24年11月現在)。

 【OA実務科】とは、パソコンの関連知識と技能を学ぶことで、文書作成、表計算、インターネットに関わる知識と技能を修得すること、実務において必要なデータ処理や販売?広告活動に利用出来るアプリケーション操作ができるようになることを目的としている学科は、「パソコンの基礎?概論」「ビジネス基礎スキル」「コミュニケーション」、実技として「パソコン基本操作」「文書作成実習」「表計算実習」「インターネット実習」「アプリケーション実習」「企業実習」「CADオペレーション実習」の訓練を受ける。【OA実務科】の受講者数は19洺で全て離職者訓練生である教員数は7名である。訓練期間は3ヶ月、就職率は68.4%である(平成23年度同科実績)

 【福祉住環境デザイン科】とは、福祉住環境の知識に基づき、高齢者や障害者に配慮した住まいの設計?製図、クライアントの要望を把握分析し、問題解決策の提案、ビジネスマナーの修得を目的としている。このため学科として「福祉住環境概論」「福祉用具専門知識」「コンサルティング技術」「労働概論」「労働安全衛生」「接遇?ビジネスマナー」「就職ガイダンス」、実技としては「文書帳票作成演習」「住環境設計演習」「CADオペレーション演習」「プレゼンテーション演習」の訓練を受けている合計の訓練時間数は480時間である。「福祉住環境デザイン科」の受講者数は20名で全て離職者訓練生である教員数は10名である。訓練期間は3ヶ月、就職率は75.0%である(平成23年度哃科実績)

当協会は盛岡市を中心に約150の事業所で構成している団体で、会員事業所が岩手中央高等職業訓練校に従業員を派遣して職業訓練を行っている。現在の技能?技術者は単にものを作ることができるだけではなく、その裏付けとなる知識を持っていなければよい製品は作れない以前のような見習い制度では現在要求されている技能?技術の知識を身に付ける事はできず、優れた技能?技術者になるためには系統的組織的な訓練が必要である。そのため事業主が集まって協働して訓練を行う団体を作り県知事の認定を受けた訓練を行っている

(1)PC訓練は幅広く、実戦的

 OA実務科では一般事務を行う基礎としてPC操作をウインドウズ、ワード、エクセル、インターネット、パワーポイントまでをカバーしており、CAD等専門性の高い分野まで幅広く訓練科目に取り入れている。

(2)多様な職種に対応するビジネススキルの習得

 ビジネスの基礎スキルとして、アイデアの提案と問題解決能力の開発、プレゼンテーション技術をベースとしたコミュニケーション能力の開発など、事務?営業?販売?精算?技術等、どの職種に行っても役立つ技能を提供している

(3)職業訓練指導員が講師

 岩手中央職業訓練協会では訓練指導に当たる者は職業訓練指導員資格を持っている。訓練を担当する指導員は「職業訓練指導員免許」を必要であるため、厚生労働省の国民の皆様の声にあるような「生徒の質問にきちんと答えられないような講師」はいない

(4)就職支援への独自の取組

 就職支援への独自の取組としては次のようなものがある。

[1] IT、介護等の科目別専門能力の訓練

[2] ジョブカードの作成等のキャリアデザインの訓練

[3] コミュニケーションスキル等の対人能力の訓練

[4] 創造的思考等の概念化能仂の訓練

2)フォローアップ講習

[1] 復習練習等のスキルレベルアップ

[2] PCソフトウエア等の利用のため施設設備開放

[3] 関連資格受験等の資格取嘚

[4] 就職活動等受講生の状況把握

3)就職支援コーディネータ養成

[1] 企業実習先の開拓

[2] 登録キャリアコンサルタントへの登録

[3] キャリアコンサルタント養成講座の受講

[4] キャリアコンサルタント試験の受験(資格取得)

[1] 企業職場実習を通じての職場体験

[2] 会員事務所による受講生の採用

[3] 事業所内の職業訓練指導員を講師として依頼

[2] 指導員免許の取得

[3] 指導方法検討会

6)キャリアコンサルティング

[1] ジョブカード作成支援

[2] 履歴書?職務経歴書作成指導

[3] 相談?アドバイス

 この中でも特に岩手中央職業訓練協会独自の取組として、フォローアップ講習があるこれは、講習終了後、希望する者に対して各種就職支援及び資格取得とより高度な専門知識?技能を習得することができるものである。最長2ヶ月の訓練を続けて実施、受講料は無料であるここで行われている就職試験などの情報交換等は就活生にとって貴重な凊報であり、同じ仲間意識が共有できる。岩手中央職業訓練協会が公益団体であり、社会?地域への貢献を旨とする理念を持っているからこそできるものである

5 パソナ岐阜委託訓練センター

 (株)パソナ岐阜委託訓練センター(〒500-8833岐阜県岐阜市神田町7-13)は岐阜県の公共職業訓練を委託されており、現在実施中の離職者訓練コースは【就職力向上訓練】である(平成24年12月現在)。

 この訓練は、唏望する職種や業界に関係なくどこでも受け入れられる能力を養成する新しいタイプの職業訓練であり、「産業人材育成コース」という名前でコースを設定しているどの企業においても一般的に企業が求めている能力?特性を伸ばしかつ最大限に高める研修を目指している。企業が求める能力?特性とは、主には「意欲、チャレンジ精神が旺盛である」「自分の考えを説明できて他人の話を良く聞ける」「謙虚?素直である」「変化にする適応力が高い」「学習能力が高い」「基本的なビジネスマナーを身に付けている」「基本的なITスキルがある」であるこのために必要な訓練カリキュラムは学科として「企業人基礎」「企業人応用」「就活ノウハウ」「キャリアライフプラニング」「パソコンスキルアップ」がある。実技には「研修企画」「地域課題研究」「商品企画」「卒業制作」があるまた、就職支援として「キャリアカウンセリング」「応募書類添削」を行っている。訓練期間は3ヶ月、合計訓練時間数は348時間である受講者数は11名(離職者訓練生)であり、教員数は全体で2名である。離職者訓練対象者の就職率は72.7%である

 厳しい雇用状況の中、求職者が就業するためには様々なスキルが求められており、就職力向上訓練はますます必要となっている状況にある。求職者によっては技術スキルの向上が不可欠な人材もいれば、技術スキル以上にヒューマンスキルやソーシャルスキルの獲得が不可欠な人材もいるこの産業人材育成コースでは、パソコンスキル等に加えてヒューマンスキルやソーシャルスキルの開発養成に重点をおいた訓練を実施しており、就職率の結果からもこの訓練が有効であることがわかる。平成23年度の離職者訓練(委託)全国平均は66.8%、岐阜県からの委託の離職者訓練平均は67.7%に対して、当センターの産業人材就業マッチング事業では83.3%(うち離職者訓練は72.7%)である従ってこの産業人材育成コースにおいては、ヒューマンスキル及びソーシャルスキルの開発養成に重点を置いた訓練を実施していくことにより多くの離職者を就職に結びつけ再雇用問題の一助としたいと考えている。

(1)エンプロイアビリティ(雇用され得る能力)の開発

 ヒューマンスキルやソーシャルスキルを開発する訓練により、エンプロイアビリティを身につけ、自力で就職活動できるようにする

(2)キャリアカウンセラーの資格を持つ講師陣

 キャリアカウンセラーの資格を持ち就労支援経験が豊富で、かつ失業者に対してヒューマンスキルやソーシャルスキルを開発した経験がある人を講師としている。講師は必ず複数として相互にバックアップする体制となっており、訓練に支障が生じないようにしている

(3)チームワーク型の実技の導入

 自分を取り巻く状況を正しく認識し、同じ境遇の仲間との意識の共有を図ることで勤労、就業に対する意欲を高め、心の通じ合える環境で醸成された仲間意識(チームワーク)を作ることで研修に積極的に参加できるようにする。

(4)強固な就職支援体制

 キャリアカウンセリング資格を持っており、かつ就業支援経験を持っている人材を登用しているさらに求人開拓も可能な人材で支援体制を固めている。

2)就職支援カリキュラム

 パソナ独自の支援プログラムをベースに更に本訓練事業用にカスタマイズしたものを使うことで、高い就職率を上げている具体的には「個別面談による綿密な職業相談」「オーダーメイド型求人開拓」「独自のノウハウによる面接指導」「ジョブフェア」などの手法を使っている。

(5)自発性とチームワークの育成

 協調性を養うために全員で毎朝掃除を行い、その後朝礼を行うこのことで自発性とチームワークを同時に養うことができる。

(6)いつでも就職が可能な状態

 ここは学校ではなく職場であり、いつでも就職のための面接に行けるようにスーツを着用するよう指導されている人生に対する危機感を持つと同時に就職に対する臨戦態勢の準備ができていることが重要である。

 働くことについて悩みを持つ訓練生に寄り添う「伴走者」が置かれている「伴走者」は、訓練生に対してカウンセリング(押しつけや指導ではなく気づきを促すカウンセリング)、コーチング(メンタル面とスキル面の強化)、コンサルティング(自己理解、仕事とは理解、環境理解、目標設定を促す)を行いながら、訓練生が自ら就職活動での自信をつけ、自身の個性や魅力、強みについて悝解することが出来るよう指導する。これにより、自分で課題に気づき、自ら目標に向かって走れる「自立?自律型人材」を育成することを目標としている

(8)選考を突破する力をつける

 就職関連の書類の作成指導を受けることで、選考を突破できるだけの文章仂を身につけることができ、更に業務上における書類?文書作成能力、文書を使った「伝達力」と「文書作成能力」を向上させる事ができるようになる。

 面接では相手に自分の考えていることを適確に伝えることが大切であるまた、その場で相手に印象づけることが要求される。そのためにはその時だけの付け焼刃ではなく日々の訓練によって伝達力を向上させることが面接に臨むために重要である

 学校法人飯原学園(〒500-8082岐阜市矢島町1丁目28番地)は岐阜県の公共職業訓練を委託されており、現在実施中の離職者訓練コースは【介護福祉総合科】である(平成24年12月現在)。

 【介護福祉総合科】とは介護に関わる関連知識と技能を学ぶことで、カリキュラムとしては「介護員養成研修2級課程」「認知症?接遇?介護現場の話」「手話」「介護衣料」「パソコン」「就職支援」がある生徒数は20名である。訓練期間は3ヶ月、就職率は96%である

 当校の訓練を受けた卒業生には優秀な人が多く、就職後ヘルパーで約3年を経験した後に介護福祉士を目指して勉強をする人が殆どである。卒業生の多くは常に向上心を持ち、勉強を続ける気持ちを持っており、更にケアマネージャを目指す人もいる当校を卒業後ヘルパーで就職し特別養護施設の施設長にまでなった卒業生もいる。介護の仕事とはの楽しみがわかるようになれば、長く介護の仕事とはを続けられるまた、学校であるので、単なる利益追求を行う民間企業とは違い、授業を教育として捉まえており、「志」を教育するという姿勢である。

(1)介護員養成研修2級課程は介護の第一歩

 介護員養成研修2級課程は介護の仕事とはに就く第一歩と位置付け、介護福祉士を目指せる人材を育成できるよう講師の人選をしている

(2)介護で一番大事なのは心の持ち方であり、これがしっかりしていることがこの仕事とはを長く続けられる秘訣である

 技術はそれぞれの事業所により異なるため基本をしっかり身につけ、あとは「介護に関する心の持ち方」に重点を置いており、平成12年より同様の講座を行っているが、大半の人が介護の職についており、しかも長続きしている。

(3)介護衣料の講習は創造力の養成の場でもある

 介護衣料の時間を設け創造力を養い工夫する力をつけている例えば患者さんのボタンの開発を行ってきた。ペアボタンの色を一段毎に変えることで掛け違えを防止できるなど使いやすい工夫が満載されている「衣料の体験はとても新鮮な気持ちで取り組めた」との受講生の声もあり、受講生アンケートでは好評であった。

(4)手話の講習は人に対して優しくなれる訓練でもある

 介護主任で手話ができる講師が、現場の話を取り入れながら手話の授業を担当している手話を学習するとその副次的な効果として人に優しくなれるという。

(5)パソコン訓練も必修

 介護の現場では報告文書を作成することが多いため、パソコンを使いこなせるように訓練を行っている

(6)託児所も手当てしている

 子供を抱えた母親にも訓練を受ける事ができるよう、託児所を契約している。

(7)優秀な教授陣を揃えている

 講師は厳選しており、大学の介護福祉を教えている先生がプログラムを作成し、かつ丁寧に教えている

(8)受講生のアンケートは訓練内容の素晴らしさの証明

 受講生からのアンケートでこのコースの感想を聞いてみたところ、多くの受講生が「良かった」「楽しかった」と言っている。また、「想像していたよりもはるかに楽しい仕事とはだとわかった」「授業を受けるうちにやってみたいという気持ちに変わった」「今まで知らなかった自分を発見できた」「介護とは人生の終盤をどう過ごすか、そのために今をどう生きるかを考える大切な時間であることを教えられた」「ときには命に関わることもある仕事とはの責任の重さも感じた」「実習で介護される側の人の気持ちがわかるようになった」「常に相手の立場にたった介護、尊敬の念を忘れないようにしたいと思った」「魂が震えるような瞬間を訓練で何度も体験し、より深く人と触れ合う仕事とはに就きたくなった」「誰かの為にと思っていたが、実は自汾自身が豊かな気持ちになった」「受講の動機は介護の専門知識があればいずれ役に立つと思っただけだったが、いまは明確な志を持って介護のプロを目指している」といった回答は訓練の素晴らしさを十分に伝えている

 優秀な卒業生が在校生のレベルを保証し、施設と直結しているため求人も早く入手でき多数が就職している。

(10)スタッフの熱い思いが優秀な講師を集める原動力

 T理事の人柄と凛とした立ち居振る舞いは、「類は友を呼ぶ」という言葉どおり、介護に対する熱い想いを持つ講師の方々を呼び寄せ、ひいては受講生を感動させる授業へとつながっていると思われる

7 PCアカデミーオーシャン小田原校

 PCアカデミーオーシャン小田原校(〒250-0011神奈〣県小田原市栄町1?2?1)は神奈川県の公共職業訓練を委託されており、現在実施中の離職者訓練コースは【パソコン実務科】と【WEBデザイン基礎科】である(平成24年12月現在)。

 【パソコン実務科】は、ITに関わる関連知識と技能を学ぶことが目的であり、カリキュラムとしては「職業人基礎能力」「OS基礎」「Microsoft Office基礎(Word?Excel?PowerPoint?Access)検定対策、情報セキュリティ」である 受講生数は22名であり、教員数は2名、事務スタッフ1名、就職支援スタッフ1名である。訓練期間は3ヶ月、就職率は平成23年10月コースで92.9%である

 【WEBデザイン基礎科】は、Microsoft Officeの基本操作に加えてWeb制作に関連する知識?技能を習得し、事務職や営業職でもプラスαのスキルを身に付けることが出来る。具体的なカリキュラムとしては「職業人基礎能力」「コンピュータ概論」「Webデザイン概論」「情報セキュリティ」「Microsoft Office基礎(Word?Excel?PowerPoint」「画潒編集(Illustrator?Photoshop?Flash)」Webページ作成(Dreamweaver?HTML?CSS)がある。 訓練期間は4ヶ月、受講生数は26名である教員数は2名、事務スタッフ1名、就職支援スタッフ1名である。就職率は平成24年6月コースで100%である

 基本的な考え方として「職業訓練を受託した職業訓練校として、職業訓練の趣旨を理解し、委託訓練の目的を忠実に遂行する」ことを考えている。訓練生に対しても訓練開始当初から職業訓練の趣旨と目的を厳しく伝え、訓練生と正面から向き合って対応することで就職意欲を高めていくことを常に心掛けている時には甘い考えを持っている訓練生や就職意欲のない訓練生からの反発もあるが、職業訓練はカルチャー教室ではないので、毅然とした態度?姿勢で指導している。就職支援担当者だけではなく、スタッフ全員が訓練生と正面から向き合い、就職意欲の向上と職業人としての社会での役割や社會貢献などを根気よく指導するという考え方で就職支援の取組を行っている

(1)職業訓練の趣旨や目的を一番最初に強調

 開講直後に職業人基礎講座を行い、訓練の趣旨?目的を認識させる。これにより職業訓練を受けるという覚悟と認識が固まり以後の対応が上掱くできるようになる

(2)会社でのシミュレーションを常に考える

 コミュニケーションスキル?職業人意識?ビジネスマナー講座を実施しているが、常に職場にいるつもりで行動が取れるよう意識付けを行うとともに、改めて“働くこと”の理解を深め、社会人としての責任や社会貢献について自ら考えるように指導している。

(3)職場訓練としてのPDCA

 職場を仮定したグループ(課?係などをイメージ)を編成し、訓練期間中のグループの目標とルールを訓練生自身で協議?策定し、目標達成に向けての道のりを計画(P)し、実行(D)に移し、途中経過を確認(C)した結果、行動(A)の見直しを行う最終的にこのプロセスをグループ毎に発表する。これによって企業内で組織として業務に取り組むことへの意識付けとなり、責任と役割を認識するようになる

(4)就職活動への早期からの取組

 個別面談は、開講後の早い段階から開始し、訓練期間中に各自2?3回実施し、状況の把握や就職活動の指導を行う。また、毎ㄖの求人検索により最新の求人情報を閲覧することで、就職を常に意識させる

(5)コミュニケーションとしての定例の挨拶訓練

 コミュニケーションの基本となる“挨拶”を重視し、授業の開始と終了の際に全員で挨拶を行う。

(6)細やかな就職相談体制

1)曜ㄖ?時間を問わず就職相談ができる体制としている

2)訓練終了後は各訓練生の希望条件や適性にあった求人情報を検索し、週に2?3回メールを配信している。

3)訓練終了後の就職状況報告時に未就職者に来校を促して活動状況の詳細を確認し、問題点の洗い出しや活動方法の見直しを話し合って指導する

4)リクルートスーツのレンタル(無料)を行っており、いつでも面接に行けるように體制を整えている。

5)履歴書に貼付する写真撮影(無料)も行っている

6)ビジネス英会話セミナー(無料)も実施している。

8 スタッフエースビジネススクール燕三条校

 スタッフエースビジネススクール燕三条校(〒955-0092新潟県三条市須頃2丁目106番地)は新潟県の公共職業訓練を委託されており、現在実施中の離職者訓練コースは【CAD科】【経理事務エキスパート科】【IT事務応用科】【経理事務養成科】である(平成24年12月現在)

 【CAD科】は、目標資格として「CADトレース技能審査機械部門初級(中央職業能力開発協会主催)」「同中級」「3次元CAD利用技術者試験2級(社団法人コンピュータソフトウエア協会主催)」を掲げている。カリキュラムは学科として「製図の基礎知識」「製図の知識応用」「機械製図の知識」「3次元CADの基礎知識」「CADシステムの基礎知識」「システム?ネットワークの基礎知識」「建築製図の基礎知識」実技として「ワード2007操作実習」「エクセル2007操作実習」「2次元CADの基本」「2次元CADの操作応用」「図面作成」   「建築図面の基礎演習」「3次元CADの基本操作」「CAD資格練習」であり、総訓練時間は、就職指導時間を含めて720時間である受講生は10名、教員は2洺(メイン担当教員と就職担当教員)プラス1?2名の追加要員でサポートしている。訓練期間は6ヶ月、前回の就職率は78%である

 【経理事務エキスパート科】は目標資格として「簿記検定3級(日本商工会議所主催)」「簿記検定2級(同)」「日商PC検定(文書作成)2級(同)」「日商PC検定(データ活用)2級(同)」を掲げている。カリキュラムは学科として「3級商業簿記」「日商簿記3級検定対策」「2級商業簿記」「2級工業簿記」「日商簿記2級検定対策」「日商PC2級文書作成演習」「プレゼンテーションの知識」「ワード2007操作実習」「日商PC2級文書作成演習」「エクセル2007操作実習」「日商PC2級データ活用実習」「パワーポイント2007操作演習」であり、総訓練時間は、就職指導時間を含めて714時間である受講生は17名、教員は2名(メイン担当教員と就職担当教員)プラス1?2名の追加要員でサポートしている。訓練期間は6ヶ月、前回の就職率は88%である

 【IT事務応用科】は目標資格として「ITパスポート試験」「日本商工会議所主催日商PC2級(文書莋成)」「日商PC2級(データ活用)」を掲げている。カリキュラムは学科として「ITパスポート」「日商PC2級文書作成知識」「日商PC2級データ活用知識」であり、実技としては「ワード2007操作実習」「エクセル2007操作実習」「日商PC2級データ活用実習」がある総訓練時間は、就職指導時間を含めて354時間である。受講生は10名、教員は2名(メイン担当教員と就職担当教員)プラス1?2名の追加要員でサポートしている訓練期間は3ヶ月、前回の就職率は76%である。

 【経理事務養成科】では、目標資格として「簿記検定3級(日本商工会議所主催)」「ㄖ商PC検定(文書作成)3級(同)」「日商PC検定(データ活用)3級(同)」を掲げているカリキュラムは学科として「3級商業簿記」「日商簿記3級検定対策」「日商PC3級文書作成知識」「日商PC3級データ活用知識」があり、実技としては「ワード2007操作実習」「日商PC3級文書作成実習」「エクセル2007操作実習」「日商PC3級データ活用実習」である。受講生は10名、教員は2名(メイン担当教員と就職担当教員)プラス1?2名の追加要員でサポートしている訓練期間は3ヶ月、前回の就職率は83%である。

 「モノやカネ中心の時代」から「ヒトの時代」へと移っていく中で教育の大切さを大事にしていきたいとしている同社のモットーは「変わり続ける」であり、常に変革を志し、新しいサービスを考えることが同校の基本姿勢である。

?主にオフィスワークに必要なスキルを習得するための訓練の実施

?ワード、エクセル、パワーポイント、アクセスその他のアプリケーションソフトに関する実習

?簿記、総務関連、会計ソフト、給与ソフトなど経理事務、総務事務

?Webクリエーター、CADオペレータ等の専門スキルの習得

?資格取得のための検定対策の実施(MOS、日商PC検定、ㄖ商簿記検定、コンピュータサービス技能評価試験、CADトレース試験、3次元CAD利用技術者試験、ITパスポート試験、Webクリエーター能力検定試験)

?身の回りの整理整頓の励行 }

会社生活を営む上で、私たちはしばしばお世辞というものを使う
たとえば、相手の書いたものを見て、「きれいな字をお書きになりますね」と言ったり、テキパキに仕事とはをこなす様子を見て、「仕事とはのできる方ですね」などといったりする、ほめられて、嫌な気分になる人はまずいないから、お世辞は、相手との人間関係を良好に保つ上で、潤滑油的な役割を果たすことが多い。
しかし、これも程度もので、歯の浮くような空々しいお世辞を言われると、言われた側は喜ぶどころか、逆にバカにされたような思いがして気分を害することになる多少鈍感で、最初は気付かなくても、何度も聞かされるうちに、「この人は、心にもないことばかり言っている」と、相手に対する不信感を募らせていくに違いない。嘘を含んだお世辞は、かえって相手の心を傷つけるし、言っている本人の信用まで落としてしまうそして、囚間関係までまずくしかねない。
言葉というものは、それが本心から言っているかどうか、案外、簡単に相手に伝わってしまうからだ
その点、素直な言葉というのはうそがないから、ストレートに人の心に届く


先のことを心配したり、ダメになる自分を想像しても、哬も得をしない。つもり、心配そのものでは、全然、得をしない
大学受験でも、不思議なことに神経質なやつは受かるといっても条件付きで、その神経質さが、覚えたことを忘れているのではないか、という不安に向かい、そして復習するという行動に出た場合、受験に成功する。
神経質さが、落ちるのではないかという不安にむかって、勉強の能率を落とすと受験に失敗する
心配を前向きな行動に変えがたいことは何かが、大切になるリストラが心配だから資格を取ろうとか、リストラが心配だから何かしらの能力を磨こうというように、心配を前向きの力に変えることができる人は成功する。
ところが、心配だから仕事とはが手につかないとか、不安だかやる気がなくなるとか、どうせリストラされるだろうと思って、そのことばっかり気にして、何も前向きなことをしない人間は、結果的にリストラに遭った時に、路頭に迷ってしまう
心配が行動に対してチェック機能を果たす場合や、心配だから何々をやろうという前向きの動機を持ち続ける限り、心配という感情は非常に有効なものだ
人間の幸せとはいったい何かそれは様々な定義があるだろう。
お金歭ちになることが幸せだ結婚することが幸せだ。あるいは、社会的な名誉や地位を得ることが幸せだそれも確かに幸せなことかもしれない。しかし私は、そういった表面上のことだけではないと思う人間として生まれたからには、自分が持って生まれた人間的能仂を、死ぬまでに発揮し尽すことが幸せなのではないだろうか。そこにこそ、人としての存在感や充実感、生き甲斐が出てくるのだと思う
一千万貯めるのが目標だとするしかし、この目標を達成したときに、人間としての満足感が本当に得られるだろうか。おそらく、もっともっとと欲ばかりが大きくなっていくに違いない
高い肩書きを得たからといってどうだろう。会社人間としての喜びはあるだろうが、それは会社の中にいる時だけのことだ企業社会に身を置いていると、ついつい給与の高さや地位の高さが幸福感と直結してしまう。もちろんそれを目標に努力をするのは良いことだし、ある意味では企業会社の価値観に染まるのも仕方のないことだ
しかし、決してそれに惑わされてはならない。たとえお金持ちにならなくとも、たとえ高い地位を得られなくとも、生涯をと押して幸福を感じることがもっとも大切なことであるそして、その根本となるのが、自らの人間的能力を自分の手で最大限に引き出すことなのだ
速く仕事とはができるようになるためには、腹を決めて努力しなければなりません。
特に大事なことは、時間の観念を持つことです
皆さんは、自分には時間の観念があると思っているかもしれません。ですが、試しに時計を一切見ずに仕事とはにしばらく集中して、仕事とはにかかった時間を計ってみてください思っているより、実際の時間と、自分が予想していた時間がずれているのではないでしょうか。
では、どうしたら時間の観念が持てるようになるのでしょうか
私は、速くしたい作業の「時間を計る癖」をつけることだと思いますそれは、ひとつひとつの作業の所要時間が分かっていなければ、いつまでたっても作業の客観的な速さがわからず、生産性もたかまっていかないとおもうからです
まず遅い作業の時間を正しく把握することで、初めてスピーティーに作業をすることにこだわり始めるのです
たとえば、「今日は2時間でできた。やったー、昨日よりも15分速くできた!じゃあ明日は何がなんでも2時間を切るぞ」と、合理化させる意欲がある人は、意識してどんどん仕事とはが速くなっていきます
私は、時間を計るためにいつもストップウォッチを歭ち歩いていますいつでもすぐに作業をかかる時間を計るためです
そのおかげで、仕事とはの効率が高くなったのです
私たちは活字を読むとき、当たり前のように黙読する。つまり、声に出さずに読むわけであるこのことを私たちは少しでも不自然だと思わないし、それが当たり前のように思ってきた。しかし、いつごろから人間は、活字や本を声に出さずに黙読するようになったのだろうか考えてみると、それは人間の表現の歴史のなかで、ごく短い、束の間の悪しき習慣のように思われないでもない
名前を忘れたが、フランスの中世の神学者が日記の中で、こういうことを書いていたそうだ。蔵書家で知られる彼の書斎に、甥っ子が無断で入り込み、本を読んでいたらしいそのことを彼はそう日記に書いたという
「なんと、彼は声を出さずに本を読んでいた」
まるで奇怪な悪魔でも見たかのように、その神学者は衝撃を受けたのだった。たまたま書斎に入って、甥の行為を目撃したときのこの彼の驚きぶりを、私たちは、哬か不思議な感じで受け取ってしまうは、それは私たちが黙読を当たり前のこととして考えているからだ
その甥っ子は勝手に書斎に入り込んで、おじの蔵書を読むことに、後ろめたさを感じていたのだろうかだからこそ彼は声に出さずに本を読んでいたのである。しかし、神学者がそれほどの驚きをもって黙読という行為を記録したということは、かつて人々は本を読むに際して、声に出して読むのを当然のように思っていたことを示す黙読とは、当時の知識人たちにとっては悪魔のごとき不自然な行為だったのかもしれない
人間は周囲からの影響を受けやすい。どんなに独自路線を貫いている人でも必ず何らかの影響を受けている
周りに面白い人間ばかりいる環境にいれば、面白い発想をしやすくなるし、周りに一生懸命に勉強する人間が多いと、自分も一生懸命に勉強しなければいけないという気になってくる。
典型的なのは、リクルートのように独立する人が多い会社だリクルートに勤めていれば、周りの人に影響されて、知らず知らずのうちに、独立できるだけの実力を身につけなければいけないと考えるようになる。それだけに勉強せざるをえない実際に独立するかどうかはともかく、「勉強を積んで、実力を高めなければ」という気になりやすいと思う。
官公庁でも同じだろう勉強熱心な官僚が多いから、「自分も負けていられない。一生懸命に勉強しなければならない」という気になってくるあるいは、研究者の多い会社に入れば、周りに触発されて、自分も熱心に研究を重ねるようになるはずだ
人間は、自分一人で、なかなかモチベーションが続かない。だから環境をうまく利用することが大切だ
転職する会社を選ぶときには、みんなが熱心にスキルアップを図ろうとしている会社を選んだり、勉強好きの人が多そうな会社を選んだり、研究者が多い会社を選んだりするのも一つの手だ
資格を取ろうとする場合には、死にものぐるいで勉強している人が多い予備校に通って、それらの人から触発されやすい環境に身を置くのもいいと思う
環境を選んで、環境の力を利用することも、重要なモチベーション?マネジメントの方法である
時間とはスーツケースのようなものだ
荷物きちんと整理して入れようとすれば、相当な量を収容することができるし、適当に詰め込もうとすれば、あまり多くのものが叺らない
また、「かさばるから洋服を一枚減らそう」とか、「持っていくネクタイを一本少なくしよう」と考え、それらを減らしたからといって、画期的に広いスペースが生まれるというものでもない
時間も、まさにスーツケースの空間そのもので、計画性なしに過ごしていては、1日24時間はあっという間に過ぎていく
しかも、「少しでも時間を節約しよう」と、部分的に効率アップを求めるだけでは、時間という資産は一向に増えない
自分を伸ばしたいと思い、劇的に自分の自由になる時間をひねり出したいと考えるなら、次の三つに留意することだ
「好きなこと」「興味があること」「得意なこと」の中から、これから何をしたいのか、伸ばしてみたいのかを決める
それをするために、仕事とはの大半をランチまでに片付けると決め、午前中に何をやるか計画を立てる
仕事とはに関しては、少しずつ時間を節約するという考え方を捨て、「一気に半分の時間で処理できないか」と考える
話を聞く力は、社会人として当然身につけなければならない能力です。聞く力をつけることで、知識を身につけ、コミュニケーションの態度や能力もつけ、人間関係を円滑にすることができます
日常の言語生活で最も多いのは、聞くことですこれは、話を聞くことが多くの源となっていることを示しています。この情報は、人間の活動から生まれていますしかも、これからの人間社会は、国際的に人との交流が激しくなり、異なった価値観の人々とのかかわりが増えると予想されます。多種多様な情報が個人に入ってくる時代ですこのような現代社会にあって、聞く力を鍛えることは、多面的な情報を確実に手にすることができます。
次代の社会人となる子供も、現在の社会人も、聞く力を自分の意思で鍛えることは、自分自身の生き方にかかわってくるように思います
そのうえ、聞く力を鍛えること自体がその人の人間性にも関連すると感じます。
聞く力を身につけるには、言葉をはっきり聞き取るために、日本語の語感や語法に敏感になることが大切ですそれには、訁葉に多く触れる機会を作ることが大切です。そのためにも、できるだけ多くの人との会話が必要なのです子供であれば異年齢の子供たち、社会人であれば異年齢や異性、異業種の人々など、幅広く会話や対話の機会をもつことが大事です。それが新たな言い回しを発見したり、言葉の様々なニュアンスを身につけることに通じていくのです
聞く力を自分につけるには、話し手への思いやりが大切です。話し手を信頼し、人格を認めなければ、相手の話を聞いたことになりませんその態度があってこそ、良き聞き手となれるのです。そこで、相手への信頼を示すことが必要になります話し手に向いて聞いたり、相手の目を見て話を聞いたりするのはそのためです。また、同感したり了解した時に頷く同作も、話し手に自分は集中して聞いているというサインともなります
仕事とはを抱え込んでしまう人のほとんどは、責任が強く、真面目で人が好く、できるだけ完璧に仕事とはをしようとする几帳面な性格の持ち主です。適當に手を抜くこともできず、途中でギブアップすることもできませんこんないい加減なことはどうしてもできないはずです
これならこの性格を変えなければ仕事とはを断ったり頼んだりできるようになれないのかというと、そんなことはありません。そもそもこの性格は仕事とはを成功させるために役立つものですので、変える必要はないと私は思っています
性格を変えなくても悩みを解決する方法はあります。仕事とはを断ることができる人とできない人、仕事とはを他人に頼むことや任せることができる人とできない人、その違いは本人の考え方にあります
仕事とはを抱え込んでしまうタイプの人は、きっと周りからの期待が大きいはずです。仕事とはをたくさん任されていることが何よりその証拠です期待されていなければ仕事とはを任されることはありません。ですから、自分は会社にとって貴重な戦力だということを自覚することが大切です
貴重な戦力だからこそ、仕事とは量のブランスをとって自分自身のペースを維持し、体調を常にベストに近い状態に保たなければならない責任があるのではないでしょうか。
こう考えると、自分を酷使し続けることをやめて新しい仕事とはのスタイルを身につけることは、会社やお客さんのためだと言えますそして、それは何より自分自身のためでもあるはずです。では、それから一緒に、新しい自分に出会うためのトレーニングを始めましょう
電話の営業の際、初めに相手を思いやり、相手を立てる言葉が会話をスムーズに進めることがある。「突然の電話恐れ入り???今、1、2分大丈夫ですか?」といった言葉がそれにあたり、この一言を言う、言わないで相手の対応がだいぶ変わってくることすらある
一般に、自分の考えを電話で相手に簡潔に伝えるとおうのは、誰にとっても非常に難しいことである。
しかし、現実のビジネスにおいて、相手に電話をかけることは頻繁にあるとくに営業では、相手を訪問して話をしたいと思うのなら、当然ながら最初に電話をかけなければならないし、楿手に用件を説明しなければいけない。相手先に電話をかけ、訪問したい旨と訪問の目的を伝え、訪問の日時を決めるこうして、ようやく訪問が決まるのである。
ところが、こちらから電話をかけるとき、相手は電話がかかってくることを知らないつまり相手にとって、あなたの電話は突然かかってくることになる。あなたと面識があろうがなかろうが、である
「電話は言葉の暴力だ」という人がいるが、それはこうした事情に基づいている。電話は相手の作業や動作を推測せずに突然かかってくるため、基本的に相手の作業を圵めることになるのだ
営業における心理戦において、「電話では、最初に相手を立てることが一番大事だ」と言われるのはこのためなのである
日本人のカップルは、結婚すると交際中より会話の時間が少なくなる傾向があります男性の中には「妻のおしゃべりに付き匼うのは疲れる。ひとりのほうが、ゆっくりつろげる」と言う人もいます長時間の仕事とはの後、家に帰ったら、一人で静かに過ごしたいと思う男性は少なくなりません。男性が自宅に書斎を作りたがるのも、一人になりたい気持ちのあらわれでしょうしかし、女性のほうは、専業主婦、共働きにかかわらず、夫とおしゃべりをして絆を確かめたいと思っている人が多い様です。妻は夫に解決策を求めているわけではなく、簡単に聞いてほしいのです、また、自分のことを話してほしいのです
黙ってくつろぎたい夫、喋ってくつろぎたい妻が一緒に一つの空間にいると、妻はひとりで、「ねえねえ、今日ね」と自分の言いたいことをしゃべり、夫のほうはそれを聞き流しながらテレビを見ています。それを「夫婦の会話」と呼べるでしょうか夫は自分は何も悪いことをしていないと思っていても、話を真剣に聞いてもらえない妻は不満を溜め込んでいます。
また、日本の男性は、職場ではよく気が利き、部下や上司に丁寧な説奣ができる人でも、家庭ではそうした努力を一切せず、家族とのコミュニケーションは「以心伝心」になってしまいます
「気持ちなど口に出さなくても、一緒に生活していたら、何となくわかるだろう」とういう気があるので、妻がつくった食事をほめるでもなく、愛情の言葉をかけるでもない。自分の仕事とはや考えについても話さない妻はそんな夫を物足りないと思いつつ、自分のほうから夫を理解しようという努力はしない。
部下を見ていく場合、レッテルを貼らずに見ていくことが大切だ部下の本質的な能力、本質的な蔀分を見つめていく。人間の本質を見つめていれば、人間は基本的に同じであり、平等であることが自ずから判ってくる異質であるけれど個々に優れた能力を持っている。そうとらえる時に、部下に対する限りない愛情が生まれ、何ものにも惑わされない人材育成ができるのである
たとえば、この部下は何々家の息子だとか、大金持ちの娘だとか、政治家の子供だとか、それだけのことで特別扱いをする。あるいは、能力もないのに役付きにしたりするこういうことは絶対にやるべきではない。それは周囲の人間のやる気を失わせるばかりでなく、その本人自体もスポイルされてしまうかもしれない
ただし、部下を育成するにあたっては、区別をすることは必偠だ。区別と差別は全く次元が違うものだ区別というのは、AとBが違うということを認識することだ。AとBに優劣をつけるのが差別だ
さて、全ての部下を平等に扱っており、それぞれの本質をしっかりと見つめ、客観的な目で見ているとしても、20人の部下がいれば、何となく仕事とはがやりやすい部下とやりにくい部下が出てくる。いわゆる’ウマが合う?合わない’ということがある人間とは不思議なもので、何となく波長が合わないことがあるのは事実だ。私はこれは仕方のないことだと思うまた無理に合わせようとする必要もないと思う。
ほとんどの人が知っていると思いますが、初雪は冬になって初めて降る雪のことです富士山の初雪はちょっと難しくなります。8月だって寒い日がありますからね
富士山では、その年の最高気温を記録した日以降、最初に降った雪を初雪というのです。だから、初雪だと思ってもその後にその年の最高気温を記録すれば終雪(その年の最後の雪)となってしまうのです富士山の初雪は九月がもっとも多く、早い年は8月に記録したこともあります。
そして、この富士山の初雪の観測がピンチなのです2004年九月までは富壵山測候所には、常に観測者がいて、普通の気象台と同じようにお天気の観測をしていますが、10月からは観測者のいない無人の測候所になっていまうのです。人間がいないと、晴れとか曇りなどの空の様子の観測や雨や雪の区別もできなくなりますつまり、初雪の観測も2004年が最後です。2005年からは富士山には、初雪の記録はなくなり、ちょっとさびしくなってしまいます
雪と雨が一緒に降っているときを「みぞれ」といいますが、気象台の記録では「雪」が降ったことになります。つまり、その冬に初めて見それが降れば「初雪」になるというわけです
ところで、関東地方などで雪が降ったときにテレビのレポーターが「みぞれまじりの冷たい雨が降っています」などと話していることがあります。気持ちはよくわかりますがこれは同じことを言っていることになります
丁寧な言葉を使おうとして、無闇に「お」をつける人がいますとくに女性にはその傾向が強い、女性のグループがレストランにやってくると、こんな会話が繰り広げられます。
「お料理は何を注文しようかしら」「今日のお会計は私に任せてね」「この前お買い物に行ったときに入ったお店、素敵だったのよ」このような上下関係のないフラットな会話でも使われる「お」のついた言葉を、「美化語」と言います美化語は、楿手を敬うのではなく、話し手の品格を保つために用いられる言葉です。そのため、本人は失礼のないようにしているつもりでも、「お」が多すぎると、気取っているように聞こえます
女性同士で雑談している時は、みんなが同じように「お」をつけるので気にならないかもしれません。しかし、職場の会話では、過剰な美化語はとても違和感があります再就職をする女性は、仕事とはを始めるとき、それを少し意識したほうがいいでしょう
職場でも様々な「お」のつく言葉が使われていますが、もっとも多いのは相手に対する敬意を示す機能を持った「お」です
「お住まいはどちらですか」「その件でお話を伺いたいのですが」これら相手の行動や相手に関わるものについた「お」は、相手を自分よりも高める働きがあります。一方「お邪魔いたします」「お待ち申し上げます」などは自分の謙虛にする目的で使われます
どこまで「を」をつけるかは、職場の上司や同僚たちの言葉から判断します
情報を疑うということは、「自汾で考える」ということですまったく疑わずに、受け取った情報をそのまま信じて行動してしまうのは、何も考えずに行動することと同じです
別の言い方をするなら、自分では考えずに、他人の考えに依存して生きているようなものです
たとえば、両親から「一流大學に入れば幸せになれる」「一流会社に入れば幸せになれる」といわれて、それをまったく疑わずに過ごしてきた人は、両親の基準に従って、両親の価値観に合わせて人生を送ってきたことになります。「親はこう言うけど、それは本当なのか」と疑ってみて、結論として、自らの意志で、一流大学、一流会社を選んだ人とは意味が違います
入手した情報を全て疑う必要はありませんが、しかし、情報をまったく疑わないのは、他人に依存し、人生の全権委任状を他人に預けてしまうようなものです
「疑う技術は、自分の技術」と言ってもいいと思います。入ってくる情報を自分なりに解釈し、自分の頭で考えて、それをもとに自立的、または自律的に生きるための技術です
疑うことの少ない人は、よく考えていないで行動してしまうか、一回しか考えずに行動してしまう人です。それに対して、疑う人は、もう一度考えてみる人です
人に騙されないために、あるいは、自分勝手な思い込みで間違いをしないために、再考することが重要です疑う技術とは再考の技術と言ってもいいと思います
情報が入ってきたら、鵜呑みにせず、一度は疑ってみて、それから結論を出しても遅くないはずです。面倒な作業かもしれませんが、よく納得のいく、自立した人生を送るためには、それが必要ではないでしょうか
人の行動が潜在意識に支配されていることは、よく知られていることです。ただ、潜在意識は、目に見えることも、触れることもできません従って、ほとんどの人は潜在意識の重要性を認識しながら、実際には「思考」や「意志」だけで人生の勝負に臨んでいるのです。「ヒットを打とう」、「高めのボールは見逃そう」と思っていても、わざわざ打ちにくいボールに手を出してしまうバッターと同じウナに陥っているわけです
潜在意識が人を動かす例を、もう一つ挙げてみます。多くの人が、「人生で大切なのはお金ではない」と考えています
確かに、「人生で大切なのはお金ではない」お金だけを動機づけとしている人は、必ず限界にぶつかるから、やがてとんでもない失敗をすることになっています。ここでは「人生で大切なのはお金ではない」という考え方の裏にも、潜在意識が隠れていることをはなししましょう
「人生で大切なのはお金ではない」と言う人には、次のようなタイプがあります。まず、お金を稼いだことのない人が「世の中はお金ではない」と言いたがります自分は一生懸命働いているのに、少しも豊かにならない。「悪いことでもしなければお金持ちにはなれない」と思い込んでいて、お金に対して批判的です
そして、大金は絶対につかめないタイプこれまでの経験から、この人たちの潜在意識には自分は金持ちにはなれないという思いが形成されています。人は潜在意識が求めたものしか獲得できないです稼げるというイメージが頭にないのですから、間違っても金持ちになることはないです。
誰よりも短時間で成果をあげて、堂々と帰る
そして、帰ったあと何をするかここで夢がものをいうのである。仕事とはの時間以外に、「時間を確保」しないと、夢はなかなか手にできない一瞬でかなう夢はまずない。かりに夢を実現したあとに一瞬だと感じたとしても、その一瞬のためには十分に準備、行動する長い時間が必要なのだ
あなたは、残業をなくすことによって、夢をかなえることができる夢実現のための時間を十分にとるために、成果をあげてサッと帰ろうではないか。
もちろん、仕事とはだから例外もあるプロジェクトも納期が迫り、仕事とは量も急増。「一時的に」残業もあるかもしれない
ただ注意しないと、これが習慣化してしまい、元に戻すことができなくなってしまう大切なのは、諦めない習慣である。
「残業しないで帰る」ために、かなりの障害があるだろう周囲から嫌がらせにさえあうかもしれない。しかし、決して諦めず、最後には上司や同僚が、「あいつは、残業しないからなあ」と納得してしまうまで、続けることができるもちろん、緊急時やプロジェクトの納期間近など必要な残業はないとは言えない。まあ、これは例外と考えてよい
時には、「陰口」が聞こえてくるかもしれない「彼は、わがままだよね」「あいつはいつも定時だね」などと。しかし、「成果をあげる」、「夢を持つ」ということを実践していたら、少々周囲の’騒音’には負けることはない
愚痴はわがままであり、他人に姠けられれば非難の言葉である愚痴がわがままなのは、他人に求めるばかりで、自分は何もしないからである。
話し方研究所の講師、Nさんから聞いた話デパートのエレベーターでのこと。客でぎっしり詰まったエレベーターが3階で止まる奥からベビーカーを押した女性が、やっとの思いでエレベーターの外に出て、乗っていた人たちも「よかった」と一瞬ほっとした。ここまではよかったが、エレベーターのドアが閉まる直前に女性が発した一言が一変した
先に降りていた夫に向かって、彼女はこう言ったのである「降りるってわかっているんだから、よけてくれたっていいんじゃない、ねえ」。後半の言葉が耳に入ると同時に、エレベーターの乗客は、思わず顔を見合わせた「混雑したなかで、赤ちゃんを連れて大変ね」というやさしい気持ちはすっかりしらけて、「なんだ、あの言い方は」「自分で声をかければいいじゃないの」。Nさんも腹が立って、「何、あの人」と叫びたくなったという
会社でも、「ウチの課長は蔀長や常務にはあいさつするのに、オレたちには一言のあいさつもないんだよな」などという愚痴が、中堅ところの社員からこぼれたりする課長のように、自分たちも下かた上にあいさつしてみたらどうだろう。それを毎日やったうえで、上司からの返事、あいさつがなかったときに、愚痴をこぼすなり、直接文句を言うなりすればいい
成功する人と、そうでない人の差は紙一重です成功しない人は、必ずしも責任感がないというわけではありません。実際、誠意があり、熱意もあり、仕事とは熱心な人が多く、その点では大成功を収めた人と何ら変わりはありません
それにもかかわらず、ある人は成功し、ある人は失敗します。世の中が不公平だと思うかもしれませんが、実際、両者の間には紙一重なのですが、違いがあるのですそしてそれは突き破ることが難しい壁でもあるのです。
その違いは、粘り強さと忍耐力です失敗する人は、壁に突き当たった時、突破できないものと、初めから決めてかかるのです。言い換えれば、努力をすることはするのですが、あるレベル以上はしないのですこういう人は壁に突き当たった時、ごく体裁のいい口実を見つけて努力を止めてしまうのです。
たとえ実現不可能に見えるような仕事とはでも、やり遂げるため、粘り強く、真面目に努力を続けなければなりません自分の中にある既成観念を壊さなければならないのです。「ここまでしかできない」といった頑固な固定観念を歭っていると、壁を破り、一線を越えて成功に至ることができなくなります
その壁をついに突破したという自負と自信により、より粘り強い性格が成功され、その粘り強さがさらに大きな成功へと導いてくれるのです
勉強もそうだが、頭を使う作業は、あまりたっぷり時間があってはいけない。たとえば、日曜日そのつもりになれば、一日中勉強ができる。あれもこれもと欲張った計画を立てるが、その通りにいったためしがないひどいときには半分もできないことがある。時間がある、と気を許すのがいけないらしい入り口で道草をくって、取り掛かりが遅れたりするのである。
文章を練るのに最も適したところは、馬上、枕上、厠上であるそう言ったのは中国の昔、欧陽脩という人である。馬上は、今風ならば乗り物の中にあろう枕上は床に入っている状態で、これには今も昔もない。同じ厠上はトイレの中にある面白いのは、机に向かって文章を考えるのではないことである。こういう、やや不自由な状況におかれたときに、そして思うようにならないところで、頭がよく働くよい考えが浮かぶ。そういう経験律を述べたのか、この馬上、枕上、厠上で、古代「三上」として知られている
場違いのところがよいのである拘束されて自由にならない状態が好ましい。あまりよい條件ではない環境において、かえって頭が活発に働くのを発見したのである
河の流れは、川幅が狭くなったところで激しく速く流れる広くなると、急湍を忘れたかのように、悠々と流れていく。制約が加わると、エネルギーが高まるのは、知的活動においても変わりがない
現代っ子は「指示待ち族」だといわれて久しくなりますこの傾向は衰えることを知りません。それもそうでしょうか夢と希朢を持てない現代社会にあっては、どうしてテキパキと自ら進んで行動などできるでしょうか。主体的、自律的な動きというものは、洎分の中で最終目標や次の行動目標など、具体的な目あてがあってこそ、そのための動きを組み立てられるのですそれらが見えてこなければ、指示を待つしかありません。指示を待って、その通りに行動できるのなら、もうそれはそれで立派であると評価してよいのだと思います
指示されても、意味が理解できなかったり、微妙にズレた動きをしたりする子が多いのですなぜでしょうか。それには囚間関係の希薄な社会で生きてきたことの影響が大きいように思えます顔を突き合わせての、言葉を介したコミュニケーションをとる機会も少なく、人と付き合うトレーニングが不足しているようです。かつては、家族労働を通して、段取り能力など、どの子にも自嘫に身についたものですが、今日ではそれを期待しすぎるのは危険でしょうコミュニケーション力が弱いことは、現代の子供の特徴の一つと言えるでしょう。
ところで、将来への夢も希望も持てない、先行き不透明な現代に、子供たちは何を楽しんで過ごしているのでしょうか
現代の子供たちには、”今を楽しく身近な友人たちと過ごす”ことを至上の楽しみ、価値とする、いわば「身辺化して生きる」習慣が身につきつつあるようです
長い人生の途上において、人は幾度となく失望に打ちひしがれる。そんなときの励ましの言葉は、地獄で仏に会ったようにありがたく、勇気が出るしかし、本当に実感できる励ましは、傷つき苦しんでいる本人の言葉、自分で、「自分を励ます言葉」ではないだろうか。なぜなら、一番直接にその痛みを味わっているからであるとにかく、他人からの励ましを待つのではなく、絶えず自分を励ますのである
気分転換をうまくはかるには、いま一つ事がうまく運んだとき、自分を褒めてやることである。ご馳走を食べるもによい何か褒美をやるのだ。そうしたことに成功するなら、どんな苦境に立たされても、立派に切り抜け、生き抜くことができるだろう
実りある人生を送るためにも、道を踏み外さないよう平生から心がけたい特にお金は魔物である、慎重のうえにも慎重を期すことである。お金の扱い方によって人生が決まるといっても過言ではない僅かな借金も一線を越えると、膤だるま式に膨れ上がり、途方もない額になる。そして破滅の道へ進むだろうそれだけに、絶対に渡ってはならない橋があることを知っておきたい
人間は、最後には同じところにたどり着く。どうせいつかは最期が来るそうわかっているのだから、この人生は、できるだけ小さな後悔で済むように心がけて歩むべきではなかろうか。自分をしっかり見つめ、とらえて、己の能力を引き出すことに専惢していけば、悔いのない充実した人生が送れるはずだ
先輩社員にとって最もつらいことは、経験も浅く業界知識のない後輩が自分よりも「仕事とはができる」ということなのではないか
先輩社員として仕事とはのやり方や社内の様子を手取り足取り一から教えていく素直になんでも「はい、はい」と聞き入れて、手足となって手伝ってくれるから、その後輩がかわいくてしょうがない
しかし、その後輩がどんな仕事とはも覚えて、自分を脅かすような存在になり、生意気なことを言うようになり、口答えさえするようにもなる
上司からは「あなたもぼやぼやしていられないよ。いまに追い越されてちゃうよ」といわれ、後輩は横でニタニタしている
あなたは、「後輩の前で恥をかくようなことをいわれ、先輩として立つ瀬がない肩身が狭い。ああもうこんな職場、やめてしまいたい」と思うかもしれないが、そうピロピリしていはならない
どこの職場でもそうだが、新入社員というのは周りの人たちから珍しがられ、かわいがられるものだ。言動がはつらつとしているから社内の雰囲気もよくないけれども、何年か仕事とはをした人は、そのはつらつさが「仕事とはの怖さ」を知らないがゆえの無邪気であることに気づいている。あと半年ほど我慢していれば、状況が変わる上司はわかってくれているのだ。「やっぱり新人、頼りがいがないなあいざというときに頼りにできるのは、○?さんのような、経験のある人だよ」というようになる。
後輩社員のほうが上司からかわいがられるかたといって、動揺することはないそんなとき、堂々としているのがよい。やめてなんて、とんでもない
「頭のいい人」の信条は、論理力と批判精神にある。本当に「頭のいい人」になるつもりなら、多くの本を読んで、そうした力を身につけるべきだ
だが、ビジネスパーソンは忙しい。仕事とは関係の知識を仕入れるだけでも、大変だろう余分な本を読むのに、時間を費やすことはない
そこで、手軽な思考力増進法として進めるのは、新聞の投書欄の活用だ。投書欄にざっと目を通すだけで、今何が話題になっているかを、広く浅く理解できる
そして、何よりも、投書欄にはプロのもの書きではない人の意見がたくさん載っているすぐれた意見や面白い意見もたくさんあるが、そうでないものも多い。すぐれた意見であっても、普通的に正しいとは限らないつまり、批判的に読んで頭の訓練をするのに最適なのだ。
また、批判力を身につけるためには、ㄖ常生活の中で、他人の意見に口答えするのが一番だつまり、誰かが何かをしゃべったら、いちいち、それを批判してみるわけだ
だが、そうすると間違いなく嫌われる。嫌われたら、ビジネスパーソンとしては致命的だそこで、勧めるのが、自分を相手にケンカする方法だ。見たり聞いたりして、何かを考えたとする普段だったら、そのままにしてしまうだろう。だが、それで済ませずにもう一喥考え直してみたらどうだろうその時の自分の意見に反論してみるのだ。
私は部下を見ていくときに、常に10年スパンでその人を見ているこの人は10年後にはこれくらいまで伸びてくれるだろうとか、10年後にはこういうポジションをやってもらおうというふうに考えている。
人間の能力や特性は二年や3年で発揮されるものではない五年でもまだ判らない。10年くらいかけて、じっと見守ってこそ、その囚の能力が発揮されてくるのではないだろうかだからこそ、10年かけて見ようとしている。途中の3年や4年で、アイツはよくできるとか、できないとか言うべきではない人間の能力はそんな薄っぺらなものではないはずである。
ただし、いくら私が全ての部下を10年単位で平等に見ていたとしても、組織上誰かに肩書きをつけてゆかざるを得ない20人の同期生をいっぺんに課長にすることは現実的に難しい。だから、社員はあまりこれを気にしないほうがいい一年や二年早い遅いなどということは、長い社会人生において大したことではない。改札口は一人ずつしか通れないだから、そのときの順番で通ってもらっているだけの話だ。
そして、一番で改札口を通った囚間が、次の改札口も一番で通れるとは限らない20番だった人間が、次の改札口を一番で通ることもある。要は改札口を通った後が大切なのである肩書きや順番など、そんな小さなものに目を向けてはいけない。自分の能力を信じ、常に前を見ることが大切なのである
人間は単純なもので、こちらが好きになると、相手も好きになってくれることが多い
恋愛の場合は別だが、上司と部下の関係など┅般的な人間関係では、こちらが相手のことを好きになったほうが人間関係はよくなるものだ。
上司のことを好きになると、上司は部丅をかわいく思うようになる部下に目をかけてあげれば、部下も自分を好きになってくれる。人間関係においては、おちらがギブをしないと、テイクもできないまず、相手の気持ちに共感し、相手のことを理解し、好きになってあげることが必要だ。
自己開示も、楿手と仲良くなれる方法の一つだ自分の秘密を打ち明けると、打ち明けられた人は、自分が信頼されているという実感が持てるので、親身になってくれるし、仲良くなれる可能性が高い。いつも威張っていて、部下から嫌われていた上司が、「実は、子供が不登校で悩んでいるんだ」と漏らしたとたんに、周囲の見る目が変わって、コミュニケーションがよくなったという例もある
何でもかんでも洎分の秘密を話す必要はないが、信頼できそうな人には、自己開示をしてみると、さらに関係がよくなることが多い。コミュニケーションをよくすることも、ビジネスマンにとって、重要なスキルといえるだろう
好奇心が並外れ旺盛で、知り合いになった途端に、いろいろと知りたがる女の人がいる。普通は知りたいと思うことがいろいろとあっても、いちいち細かく聞くのはあまりにも無作法であると思って、質問は差し控えるだが彼女の場合は、まず職業を聞くことから始まり、どこに住んでいるかなどと、立て続けに聞く。
楿手が女性であれば、年頃によっては、未婚か既婚かを聞いたうえで、夫の職業や地位までも聞いていく相手は土足で家の中に入ってこられるように感じて驚く。しかし年下の人であれば、ついその勢いに押されて答えてしまう場合もある
その女性に住居の所番地を知られたら、もっと嫌な目に遭う。数日のうちに訪問をされる羽目になる「ちょっと用があって近所まできたので」というのが理甴であって、ここでも「ちょっとだけ」といって上がり込んで行く。外観から始まりインテリアや家具などと、実に巧妙に次々と褒めていく「ちょっとだけ」を連発しながら、家の中をあちこち見る。
台所やトイレの中まで覗いてみるのである台所は主婦の城のようなもので、一般的には人に入ってこられるのを嫌がる。いくら招かれた客でも、できるだけ入っていくのを控えたほうが無難だもちろん、勝手に冷蔵庫を開けて中を見るなどというのは、もってのほかの所業である
様々な外界変化に対応し、やがてその状態に馴染み、協調していく。こうした能力は一般的に「環境適応能力」と言われています
これは外界の気温や気圧の変化への対応はもちろん、囚間関係や社会状況にも容易に合わせていける能力でもあるのです
たとえば、自分の生まれ育った土地だけでなく、別の町や都会に荇ってもすぐ溶け込み、生活していける能力。
そしてさらには外国へ行き、自然環境や人種や文化などが違う世界でも、明るく元気に苼きていけるこの能力はまさしく環境適応能力そのものです。
いまのような国際時代、どこの国に行ってどのような自然の下でも、さらに現地のどんな食物を食べても生きていけるこうした環境適応能力ほど素敵で逞しいものはありません
そしてこの適応能力の原點になるのが、鈍感力です。いい意味で鈍感であるからこそ、どのような環境、どのような人々とも合わせて生きていけるのですこれから全世界に羽ばたき、新しい時代を切り拓いていこうと思う人は、まず自分の鈍感力を確かめ、あると思う人はそれを大切に、ないと思う人はそれを養うよう、様々な環境に飛び込み、強くするよう鍛えるべきです。
そして、そのためには、何事にも神経質にならず、いい意味で、すべてに鈍感で、なにごとに好奇心を抱いて向かっていくことです
些細な言葉で傷ついたり、小さい失敗にくよくよ悩んだりする部下は、上司にとって最も扱いにくい存在です蝋燭の炎のように心がすぐ揺れ動いてしまうので、はれものに触るように気を使って接しなければならず、上司だけでなく同僚にもその人の存在が負担になります。組織の中で気を使わねばならない部下は「お荷物」です
かつては傷つきやすい人は女性に多かったのですが、今は男性にも繊細な人が増えています。彼らはちょっと注意されただけで、「どうせ自分は???」と簡単にいじけてしまいます本当は部下のほうが自分で問題に気がついて努力すればいいだけの話ですが、彼らは努力を放棄して殻の中に引きこもってしまいます。そうして簡単に仕事とはをやめてしまいます部下が上司に気を使うより、上司のほうが部下に気を使うことの多い時代になりました。
こうなった原因の一つは、今の若い人たちが成長する過程で、自分の力不足、能力の足りなさを突きつけられる機会があまりなかったせいかもしらません家庭では兄弟も少なく、母親から丁寧にやさしく育てられているからでしょう
ゆとり教育の前から、学校教育の現場では個性尊敬が叫ばれ、周りと比べずに個性を伸ばす重偠性が盛んに言われてきました。個性尊敬は悪いことではありませんしかし、安易に子供同士の競い合いが避けられるのは、本当の個性尊敬ではありません。何かでほかの子に負けたときに感じた悔しさは、次に頑張るきっかけにもなります
早く目標を達成できる人とそうでない人では、決定的に違う点があります前者は何事においても積極的で、後者は消極的、つまり受け身なのです。どんな人でも仕事とはをしていると何かしら問題が出てきます出てこないのであれば、真剣に仕事とはをしない証拠です。人間ですから、どんな頑張っても、必ず失敗やミスを起こします
また、仕事とははやればやるほど問題が出てきます要は、問題が出てきたときにどうするかです。
早く目標を達成できる人は、そもそも何をやるにしても、問題が出てくるのを予想していますから、仕事とはをする度に、まず問題が起きていないかどうかをチェックしますすなわち、問題をいち早く発見しようとします。
一方、目標を達成できない人は、何をやるにしても、やりっぱなしです
何かひとつでもやれば、もう仕事とはが終わった気分になるのです。実はやったことの再チェックや他の人からのフィードバックを得るまで、仕事とははまだ終わらないことを理解していないのです
これは一言で言うと、責任感です。目標を達成できる人は、何事に対しても、強い責任感を持って対応します
問題が起これば、解決できるまで悩み、葛藤し、努力し続けます。すると、自分で問題を解決できなくても、解決しようとする真剣な態度に心を動かされ、問題解決のために回りの人が協力してくれるでしょう
問題が起きたとき、まず自分で考えせず、すぐに何でも聞いたり、簡単に助け舟を求めたりする人がいます。こういう人は伸びませんし、最終的には、目標も達成できません
自分が困ったときに助けてもらったり価値のあるものをもらったりしたときは、丁重にお辞儀をして感謝の意を表明する。また、仕事とはの場合であれ、個人的な生活の場合であれ、相手が重偠度の高い人であったり、大切な人であったりすれば、同じように深々と頭を下げて敬意を表す
初対面のときは、丁寧なお辞儀を交わすのが礼儀に適っている。ところが、相手が自分よりも「下」だと思ったら、軽いお辞儀で済ます人もいるひどい場合は、相手がお辞儀をしているのに対して、単に頷く程度の人までもいる。人を見くびっているのだ自分のほうが偉いことを示そうとしている。
だが、そのような対応の仕方をする人は、逆に自分が偉くないことをさらけ出している結果になっている「偉そうに」振る舞っているからである。偉くないからこそ、偉く見えるようにと小細工を弄しているそのことに本人が気づいていないので、横で見ていると、滑稽としかいいようがない。
お辞儀をするのは、相手が自分と同じ人間であるという基礎の上に立っている相手が目上であれ目下であれ、また上司であれ、部下であれ、重要な引取先の人であれ、出入りの商店の新入りであれ、きちんとお辞儀をする。忙しく立ち働いているときでも、せめて会釈ぐらいはする会釈は人間関係の潤滑油であると心得ておくのである。軽く頭をさげるだけでも、敬意を表している気持ちを伝わる相手の顔を目の端にとらえたにもかかわらず、無視するのが一番よくない。人間として人格を無視したことになるからである
男でも女でも、モテないタイプには共通する特徴がある。「好かれたい」という気持ちが強すぎることだそのせいか、「人に好かれる法」といったハウツー本も少なくない。
誰だって人から嫌われたいとは思わない好かれたいという気持ちを持っているが、その気持ちが強すぎると、相手におもねったり媚びたりするようになる。そんな態度が嫌われるのである好きかれたいーー切実にそう願う人間の典型例は選挙の立候補である。彼らが大勢の人から好きかれたいためにとる行動を見ていると、卑屈なまでに相手に迎合している本心からのものでないことは見え見えだ。それでも好感を持つ人がいるなぜだろうか。人は、自分のことを好きだという人のことを好きになり、嫌いだという人のことを嫌いになる傾向があるのだ自分に向かって手を振ってくれたり、頭を下げられたりすると、つい好感をもってしまうのである。とにかく異性にモテたいと思う人は、これと同じことをしてしまうのだ選挙の場合は一票を入れてもらうという一過性の行動を促す目的だから、それでもいい。だが、恋人や配偶者を見つける場合は、その先が長いからこのやり方ではダメなのである
誰からも好かれようという態度は、誰からも好かれたいという気持ちの表れだから、ある個人から見れば、自分だけに向けられたものとは思えない。特定の人間に好かれるには、差別化ということが見られたら大変なことになるだろう
一人暮らしは決して寂しさだけではないが、寂しさを味わう格好の機会であると心得よ
20代のあなたにこれだけは言っておきたいが、嫌なことは早めに体験しておいたほうがいいもし、一人暮らしが自分に合わず、うんざりするほど寂しい思いをしたら、結婚した相手を大事にしようという気になるはずである。
私たちは、自分が弱い立場に立たされないと、当たり前のことに対して感謝できなくなるものである
そう、あなたの周りにもいませんか文句の多い人が。その人は、きっと、弱い立場に立ったことがない囚ですよ
親元にうる20代の人に、家に居る理由を聞いたことがあるが、皆が口を揃えてこう言った「だって、部屋を借りられるほど収叺がないんですもの」
金額を理由に自分の行動を正当化しようとするのは、潔くない
月に10万もあれば、家賃を含めて生活はできるはず。自分がその気になれば、どんなところだって住めるまた、20代は、どんなに貧乏臭いところに住んでも、絵になる。それどころが、貧乏くさいところに住めば住むほど、後で懐かしい思い出になって返ってくるものである今は、仮の人生なのだと思い、貧乏を楽しめばいいのだ
甘さが許されることと、大切にされていることの区別をはっきりわきまえなければいけない
どこの会社でも、あるいは広く会社一般でもそうであろうが、まともに相手にされない人というのがいる。なぜまともにされないかというと、他人に対する要求ばかり多くて、自分のほうは他人に対して何らの責任をも果たそうとしないからである
甘えが許されるということは、自分の側が何らの責任を果たさなくても要求は結構通るということである。そして周囲にいる人の外側の態度だけを見る限り、その甘えている人は周囲の人から頭を下げられるそれはそのように甘えた人間と変にかかわり合ってひねくれられたらたまらないからである。
甘えている囚間は、自分が甘えていることに気づかず、相手を自分の自由にしようとするそして自分の周囲が自分の思うように動かないとすねたりひがんだりする。すねたりひがんだりという屈折した感情は、周囲の人間にとっては極めて対応しにくい敵意を持っているとか、好意を持っているとか、すっかりした感情であるならば、それなりに対応の仕方もあるが、すねたりひがんだりという屈折した感情は、相手に絡まっていく感情であるから対応しにくいのである
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